奈良県明日香村で自然農を開始しましたが、自然農で使用している道具についてシェアします。
オンラインでも購入するのですが、よく使用しているサイトは、モノタロウ、コメリ、Amazon、楽天、ヨドバシカメラなどです。
コメリは注文すれば、近くのお店で取り置きもしてくれます。
支柱など大きなモノを購入する際に役立っています。
自然農を始めたい方、自然農で営農をしたい方に参考になれば幸いです。
自然農の基本道具
自然農の基本道具はのこぎり鎌、平鍬、剣スコップの3つです。
のこぎり鎌
のこぎり鎌はステンレス製ではなく、鋼製のものがオススメです。
ステンレス製は錆びにくいメリットがありますが、歯が摩耗すると、研ぐことが難しいです。
鋼製のものは研ぎやすいので、メンテナンスをすれば、長く使うことができます。
平鍬
平鍬は自然農の農具を販売されている 『みみず屋』さんのモノがオススメです。
平鍬は持ち手の角度が60度のモノは使用範囲が広いです。
私も平鍬は60度のモノを一本持っています。
また45度は畝作り、90度は開墾の作業に適しています。
剣先スコップ
剣先スコップは浅香工業のモノがオススメです。
その中で小さいモノや軽いモノは選ばない方が良いです。
逆に力を入れないといけなくなるため、とても疲れてしまいます。
その他の農具
角スコップ
主に育苗土を混ぜるのに使用しています。
唐鍬・竹の子堀鍬
固い土や地下茎の根がある場所は普通の鍬を使用すると、曲がってしまう可能性があるため、唐鍬を使用した方が良いです。
ジョレン
畝を作る際に溝の土を上げるのに役立ちます。
鍬でもできますが、ジョレンの方が持ち上げる土の量が多く、効率的です。
レイキ
種を集めたり、にんじんの種を播種する際の覆土するために使用しています。
ホーク
雑草を集めるのに使用しています。
軽量のモノが疲れにくいのでオススメです。
田引車
畝を作る際に、紐を伸ばし、直線を
持ち手を回せば、紐を回収でき、作業効率が上がります。
また定植する際も、紐を伸ばすことで、真っ直ぐに定植ができます。
けずっ太郎
播種した後、その周りに生える初期段階の種を削りとることができる道具です。
草が大きくなると、削れないのため、草が見えるか見えないかのタイミングでやるのがベストです。
草刈機
耕作放棄地や広い面積で野菜を始めるときや営農する場合は仮払機は購入したほうが良いです。
のこぎり鎌だと力負けしてしまったり、時間が掛かってしまいます。
最近は電動のバッテリーの草刈機も出てきていますが、
仮払機には2ストロークと4ストロークタイプの2種類があります。
私が使用しているのは4ストタイプの仮払機です。
4ストの仮払機は燃費効率がよく、パワーも強く、回転力も安定してしています。
燃料は2ストの仮払機はガソリンとエンジンオイルを混ぜた混合オイルを使用しないといけませんが、4ストの仮払機はガソリンをそのまま使うことができます。
デメリットは重いので、少し扱いづらく、斜面などで使用するのは難しいです。
自分は慣れてきたので、斜面でもなんとか使えていますが、軽さを求めるなら、2ストロークの仮払機をオススメします。
2ストタイプの仮払機は軽いのが特徴で、斜面などはこちらの方が使いやすいです。
4ストよりも価格が安いモノが多く、構造が簡単なため、修理がしやすいです。
デメリットは4ストロークに比べ、エンジンがかかりにくく、排ガスと騒音があります。
また混合オイルを作らないといけないため、4ストに比べ、燃料代も高くなりがちです。
チップソー
育苗用品
育苗ポッド
私は育苗ポッドは9cmのモノをベースに使用しており、野菜によっては10.5cmのモノも使う時があります。
7.5cmのモノもありますが、育苗するには小さく、大きく成長できません。
また黒色の育苗ポッドも太陽の光で熱くなってしまうので、私は色付きの育苗ポッドを使用しています。
色も豊富なので、栽培品目ごとに色分けするのも良いと思います。
セルトレイ
セルトレイは72穴を使用しています。
128穴のモノもありますが、1穴の面積が小さいため、水をあげても、すぐに乾いてしまうため、72穴がオススメです。
また黒のセルトレイは太陽の光で熱くなるので、表面が白色のセルトレイがオススメです。
育苗箱
夏野菜やレタスの育苗に使用しています。
タネが重ならないように、ばら撒きをして、育苗します。
舟
育苗土を作る際に土と堆肥を混ぜるに使用しています。
プラスチック製のモノもありますが、劣化しやすいため、鉄製のモノを使用しています。
セルトレイに育苗土を入れる際に、舟の中に入れる必要があるので、セルトレイが入るサイズを必ず購入しましょう。
ふるい
ふるいは育苗土を作る際に土の有機物を除いたり、セルトレイに播種した種の上から覆土するために使用しています。
大容量の土をふるう場合は木枠の大きいタイプを使う方が良いです。
温度計
ハウス内の温度を測るために使用しています。
地温計
育苗する際の土の温度を測るために使用しています。
ジョーロ
プラスチック製は劣化しやすいため、トタン製のジョーロを使用しています。
細かい水が出るので、衝撃が少く、苗への土の跳ね返りが少ないです。
育苗ビニールハウス
自然農では育苗をした方が、野菜を育てやすいため、1つ育苗用のビニールハウスがあると生産性が上がります。
サイドも巻き上げ式であれば、ハウス内の温度調整ができます。
収穫・出荷用品
コンテナ
収穫の野菜を入れるのに使用しています。
安いコンテナは持ち手のところにヒビが入りやすいです。
丈夫なモノを購入しましょう。
上皿はかり 5kg
出荷する野菜の重量を測るために使用しています。
大和製衡のモノがオススメです。
大型上皿はかり 30kg
収穫した作物の重量を測るために使用しています。
こちらも大和製衡のモノがオススメです。
バックシーラー
パッキングした袋の風を閉じる機会です。
ニチバン製のモノが丈夫でオススメです。
スベラー
葉物などの野菜をボードンの袋に入れるときに、スベラーで野菜を包む、丸めることで、袋に入れられるようになります。
野菜の出荷になくてはならない道具です。
農作業着類
長靴
いろいろな長靴を履いてきましたが、弘進ゴムやアキレスのモノが耐久性が高くオススメです。
色は黒のような暗い色は選ばない方が良いです。
夏場だと光を吸収し、とても熱くなってしまい、劣化も早くなります。
また長さも膝下まであるほうが、長靴の中に土なども入りにくく、作業しやすいです。
冬は普通の長靴だと足先が冷たくなってしまい、しもやけができてしまっていました。
この長靴は中に厚ウレタンが施されているため、暖かいです。
作業服はJawinシリーズをよく着ています。
ポケットも多く、おしゃれなのでオススメです。
作業手袋
作業手袋は丈夫なモノを使用した方が良いです。
薄い手袋はは指先がすぐに破れてしまいます。
このタフレッドは値段の割に丈夫なので、使っています。
工具
インパクトドライバー
ハンマー
支柱の打ち込みなどに便利です。
測定道具
獣害対策用品
私が農業をしている明日香村でも猪や鹿の被害があるため、電柵をしています。
電柵は一度、動物が電気に触れると、危険を感じて、近づいて来なくなります。
他にも防獣ネットなどの対策もありますが、草が絡むと処置が面倒だったり、防草シートをしても劣化し、マイクロプラスチックになり、環境悪く、処分の大変なので、オススメはしません。
電柵の機械は末松電子製のモノが丈夫でオススメです。
電柵支柱は丈夫なFRP製のモノがオススメです。
また猪だけの被害でしたら、高さは低めで大丈夫ですが、鹿の被害もある場合は180cm以上もモノを購入した方が良いです。
軽トラ・軽トラ用品
農業をする上で軽トラは必要になってきます。
私はたまたま知り合った人から軽トラを25万で譲っていただきました。
譲っていただいた時の車両の走行距離は6万キロほどで、三菱製の4WDで、ハンドル操作を軽くしてくれるパワーステアリング(パワステ)の機能もついています。
2WDと4WDがありますが、農業をする上で、ぬかるんだ道を行く機会や重いモノを運ぶ機会が多いので、4WDの車両をオススメします。
野菜や直管や支柱などの資材を運ぶのに役立っています。
軽バンも考えましたが、野菜などの荷物を運ぶと車内が汚れてしまったり、直管や支柱などを運べない点がデメリットでやめました。
ゴムマット
軽トラの荷台に道具を載せると、走行中に振動や揺れで動いてしまうので、ゴムマットを敷いています。
厚みは5mmのモノが耐久性があるモノがおススメです。
ロープ
支柱や農具などを固定してを運ぶときにはロープが必要です。
いろいろな素材のモノを使用しましたが、ビニロン製のモノが綿の素材に近く、価格も高すぎないので、オススメです。
トラックシート
雨から野菜や農具を守るために、トラックシートを使用しています。
安いトラックシートは薄く、張りが弱いため、雨が降ると、シートの上に雨水が溜まってしまいます。
分厚い生地のモノを選ぶことをオススメします。
アルミブリッジ
軽トラに農機具を載せたり、溝がある場所でブリッジを架け、農機具が渡るために使用します。
支柱用品
穴掘り機
支柱の穴を開ける道具です。
きゅうりやゴーヤなど支柱やビニールハウスを建てる際の穴開けに使用しています。
値段は高いですが、サンエー製のモノが丈夫で穴を開けやすいです。
その他
トタンたらい
種取りや野菜の洗い、土を入れたり、草集めの際に使用しています。
様々なことに使用できる便利道具です。
トタンバケツ
購入しないけど、役立つ道具
ハンマーナイフモア
ハンマーナイフモアは雑草を粉々に粉砕してくれる機械です。
土地改善のための緑肥作物や雑草を粉砕してくれ、そのまま草マルチとしても使用できます。
将来的に購入を考えていますが、その中でアテックスのRX-551に目をつけています。
コンパクトタイプで小回りが効き、狭い畦や畝の上も走行でき、クローラー式なので、傾斜地や凸凹したところでも走ることができます。
一般的なハンマーナイフモアよりも重量が軽いため、土への負荷が少なく、硬くなりにくいです。
タイヤ式だと平坦な道しか行けないため、値段は高くなりますが、クローラータイプがオススメです。
エンジンポンプ
近くに水源がある場合、育苗などに役立ちます。
エンジンドリル
支柱などの穴を開けるのに便利です。